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【卓感想】HELLO HERO と接骨木万知(書き途中)

この記事はCoCシナリオ「HELLO HERO」とHO3として参加させていただいた接骨木というキャラクターについてかなり長文で書いています。

第5話(本編最終話)までのネタばれを多分に含みますので、HELLO HEROを未読、未プレイの方は折りたたみを開かないようお願いします。

また、自キャラの設定についても書いているので、キャラ語りは好きでないという方にもお薦めしません

それでもよいという方のみお進みください。

 

 

接骨木というキャラクターについて

接骨木万知という男は8割言い訳でできています。

まずオカルト、神話的事象と対峙することを前提としたCoCというシステムで、そういったものを信じないキャラクターというものをやってみたいという気持ちから作りました。

当然シナリオに出す都度そういった現象を目の当たりにしますから、それでも信じないという錘というか強い理由づけが必要だと思い「呪われた木を切ったため自分以外の家族が全員死んだ」という設定を設け、オカルト現象を認めるイコール自分が家族を殺したと認めること、そしてそれを認めたくないから否定するという事にしました。

卓中で起きる様々な神話的事象をどれだけ言い訳で切り抜けられるかにチャレンジした、そういうキャラクターです。

つまり、必死で否定するのは根本としてオカルトを信じているからです。

本当に信じていないのであれば過去の事は偶然と割り切り、それらを研究の対象とする職業につくこともなかったでしょう。

そして職業柄オカルト60以上ある人間がアストラル体という言葉の意味を知らないわけがありません。

ですから、なんだかんだ言っていますがHO1の祖父江さんが生きている人間ではないとかなり序盤から理解しています。(HO2のつみれさんに関しては人を識別できない障害と思っていますがw)

このあたりをPLとしてお話しなかったことによって、接骨木に真実を説明しても無駄だろうという風に思わせてしまった事を、PLの自分としては申し訳ないと思っています。

しかし初対面である祖父江さんやつみれさんが接骨木をどういう人間か判断する材料は言動だけなわけですし、最初からお伝えするべきだったかという事については未だ自分でもどちらが正解だったのかわかりません。

 

俺達のハロヒ

各班ごとにNPCの名前など違うかと思うのでB班独自の愛称なども含めて。

HO1(ロスト済探索者):祖父江一郎 (そふえ・いちろう)

HO2(SAN0探索者):梶つみれ (かじ・つみれ)

HO3(通常探索者):接骨木万知 (にわとこ・まち)

大舎の水子(みらい):シロ

リビアン・グラシエード:リビ様

草間の水子(濱祥):クロ

鳳セイジ:ぷにぷにさん

雁来槻酉蔵:袴の人→かりかりさん

太歳の水子みぃ:オレンジちゃん

稲苗秀午:ポニテ

凌花:シュブちゃん

 

ハロヒと接骨木(と中の人)

手元のメモを見つつ、思いだしながら書いているので間違いや勘違いがあったら申し訳ありません。

 

≪第1話≫ 

 スタート時の接骨木は友人である石眼天に協力して首狩り事件の捜査の手助けをするはずが肝心の天が倒れてしまい、頼まれていた事件の調査をするか連絡が取れない天の家族に入院の件を伝えるか、というところでまずは過去の事件より現状の連絡を優先しました。

石眼家で天の父の遺体を見つけたときに即通報したのは一般人としての普通の行動をとったからでしたが、これによって色々なロスをしてしまったので申し訳ない点でした。

でも、もう一度やり直すとしても同じ行動をとったと思うのです……ごめんなさい。

ちなみにここで祖父江さんが石眼家の壁をすり抜けて家の中に入って行ったあたりで人間じゃねぇって解ってました。なのでどういう理由づけをしたものか結構困りましたw

1話で生まれた伝家の宝刀「警察も認めるアストラル隊だから」という言い訳もこの時点では生まれていませんでしたからねw

全ては「この役目はアストラル体にしかできない」という草衣さんのひとことから始まったんだなぁ……w

 終盤の時点では草衣さんが言った「天が首狩り事件の犯人と疑っている」という事について、PLはそうなんだ……という気持ちでしたが、接骨木としては半信半疑でいました。

妹を殺害する理由がありませんし、初対面の草衣さんより捜査から外された後も事件を追い続ける天を信じたかったからです。

今思えば天は自分がやった事なのか確かめたい気持ち、信じたくない気持ちがあったのかもしれません。

だとしたらそのあたりは接骨木ととても似ていますね。

 その後トレートルや草衣さんの協力を得てハイドラのプレーンと天を切り離す方法については知ることができたのですが、接骨木は病院から行方をくらませていた天を探すにも心当たりがないという理由で捜索を先送りし、結果1話をBAD ENDで終了することになってしまいました。

この「次の何かが起こるまで待つという姿勢がBADに繋がる」という経験がB班の2話以降の行動し続けようというスタイルに繋がったのだと思います。

しかしBADを迎えた大きな原因が接骨木にあるのは明らかですので、そこは祖父江さんとつみれさん、そして後々辛い思いをすることになるリビ様には本当に申し訳なかったです。

 ちなみに天とハイドラの切り離しに際して接骨木が思いついた言い訳は

天がハイドラという生物兵器を作る企業(バイオで言う所のアンブレラ的な)と繋がって何か事件に加担する形になっている、だからつながり(人間関係)を断ち切らなければならない

でした。

 

≪第2話≫ 

9月3日

私的に一番長く感じた2話の導入は夕方から、日中に何かできるかと思いきや接骨木は大舎の警察署に事情聴取に、祖父江さんは通常業務の大舎氏のパトロールへ。

合流前に祖父江さんはクロに出会い、つみれさんはぷにぷにさんと話すナイ牧師を見かけたりしました。

天は依然として行方が分からず、うどん屋四天王の店主は首狩り事件の被害者になり、どうしたものかと思っていたところ、アルノー君と偶然出会い翌日一緒に首狩り事件の現場を確認しに行くという事に。

PLは天を探すのはもう難しいと思っていましたが、天の足取りがたどれない以上首狩り事件を追って行けばどこかで会うチャンスがあるのではと切り替えていき、この時点での接骨木のやるべきことは首狩り事件の真相を調べることとしました。

その後、リビ様誘拐事件がおきて上空の鳥を追う祖父江さんとつみれさんと別行動でリビ様の家に行ったらおじいさんがいてびっくりしましたw

この時点で中の人はリビ様は15年前に行方不明になった鳳倖治の生れかわり的なものだと思っていたので、一人暮らしで草間に来ていると思ってたんですよね。

接骨木は現場にいませんでしたが、袴の人の助力を得てリビ様を救出した祖父江さんとつみれさん。クロの呪文で怪我が治って一息ついて、さらに祖父江さんがその呪文を習得。

祖父江さんの貪欲に呪文を習得していく姿勢はこの後、行動の選択肢を増やしていくことになるのでありがたかったです。

9月4日

ルノー君から事前に得た波能市の情報を、接骨木は治安が悪く環境汚染も起きている地域ととらえました。なのでヤダカ峠を越えた時に感じた肌の痛みも環境汚染の影響と解釈し、リビ様が唱えた防護の呪文もおぼえませんでした。(正確に言うとファンブルしたのでおぼえる気が全くないという結果ですw)

黒い水たまりがいたる所に見える波能市内で柳さんと出会い、波能えびす神社へ向かう一行。

太歳市から波能にヘルプに来ていたみぃちゃんの姿は接骨木には見えなかったので、柳さんとみぃちゃんの話は祖父江さんとつみれさんにお任せして、接骨木はアルノー君と境内を見て回りました。

そこでアルノー君から濱セイコが首狩りの被害者になっていたことを聞きました。

話の流れから石眼家と濱家が親戚であったことがわかったので、濱・石眼両家での生き残りが濱セイコの夫しかいないことから彼が次の首狩りの被害者になるのでは?という事がよぎりつつも、確信ではなかったので現状でできることを優先しました。

この後祖父江さんとつみれさんから情報の共有をしてもらった時点での疑問・仮説はこんな感じです。

1)失踪後に発見された妊婦は柳と同じ処女受胎の可能性がある?

 ・だとすると何者かが女性をさらい何かを産みつけ、誕生するのを待っている?

 ・波能市の異変は10ヶ月前から、妊娠から出産までの間を十月十日ともいうので、

  もうすぐ何かが生まれる可能性があるのか、あるならどこから生まれるのか

 ・それを調査するとしたら手段は

 ・波能にサイクリングにていた石眼真里に妊娠の可能性はあったのか?

2)波能市の黒い水たまりは何なのか

 ・首狩り事件の被害者に付着していた灰色の粘液とは関係ないのか?

3)草衣薫を名乗る人物は何者なのか

 ・草衣と接触する機会を直接持って直接訊く事に危険はないか

 ・他に調べる手段はないか

 ・天が首狩りの被疑者という話は真実なのか

4)首狩り事件と石眼家と濱家

 ・石眼家と濱家が親戚で、血縁が原因で被害者になった可能性は?

 ・真里の件で血縁でない他の2人は巻き込まれただけかもしれない

 ・能善、乙女木、うどん屋の主人は単なる巻き込まれなのか

 ・被害者の共通点を探すため身元の洗い直しをすべきか

 ・次の被害者は濱祐の父、濱セイコの夫である人かもしれない

今考えるとだいぶ見当違いですねw

神社を後にして、水たまりから現れた黒い人影から逃げ、道中で出会ったそらの指示で進んだ先にはチャコタさん。PLが3人ともチャコタさん初遭遇だったのでアイコンを見て可愛いねーとか言ってました。後で痛い目を見るとも知らずにw

その場から脱出する際にそらが「お姉ちゃん、あいつをつかまえて」と言った事でお姉ちゃんなる新たな存在の登場に怯えつつ、とりあえず無事に撤退が完了。

稲苗さんと出会って波能市に戻ることになったけど、この辺でアルノー君が黒い水たまりにクトゥルフ神話技能1クリを出して膿の母の情報を得ました。

つみれさんのまともなサンドイッチを食べ、コーラが噴出し、一時の平和。

ところで銘菓・ナマコサブレの話ってどこで出たんでしたっけ?

再び訪れた波能市内。水たまりは増え、チャコタさん&そらとの戦闘……ここで接骨木がクズとこになる最大の要因「不定の狂気:悲鳴を聞いたら異常性欲」いただきましたw

バトル終了後、突然現れた能善君にはえらく驚かされました。

お父さんて何?高校1年生でそんな大きな子供いるの?ていうか生きとったんかいワレ!!(画太郎先生顔)

そうも言っていられない急展開で接骨木はぐるぐる巻き&どこかへ行きましたとさ。

展開に押されつつも一人能善君に切りかかるアルノー君に逃げてー!!という気持ちでした……。

 

≪第3話≫ 

個別導入から開始の3話。

まさか東京にいるとは思いませんで、ぽかーんとしました。

THE平和☆

星の智慧派の東京支部って町田だったんですねぇ。

草衣さんに事情を話して波能に連れて言ってもらう途中、草衣さんはコンビニでキノコクリームパスタを買いました。

彼の好物はクリームパスタです。

接骨木はマスクを購入しました。大気汚染が心配だからです。

とりあえずみんなと合流できる可能性がある場所に行こうとチャコタさん&そらバトルがあった地点へ向かうのですが、途中でグールが出て来て「あ、これバイオハザードとかに出てきそうな奴だ!」と接骨木は波能市をラクーンシティ扱いしはじめます。

B.O.W.(生物兵器)を生産する企業があって、そこから逃げ出したBOWと環境汚染が現状を引き起こした原因だ!!

バイオ自体がゾンビというオカルトな存在に科学的な理由づけをした作品ですから、接骨木にはうってつけでしたねw

ありがとうバイオ、好きだよバイオ。(RVまでしかやってないけど)

接骨木はその後アルノー君を救出し、えびす神社で柳さんが正気を取り戻すところに立ち会い、神社の居住エリアで皆の合流を待ちつつスヤァ……で個別導入を終えると思っていました。

夢で悲鳴があがるとはな……。

異常性欲の不定が発動する接骨木。同じ部屋で眠るアルノー君。以下略。

ご安心ください、アルノー君の貞操は無事です。

祖父江さんとつみれさんが頑張ってる中スマンのぅ……。

個別から全員集まった卓、暫くは祖父江さんとつみれさんのソロシーン。接骨木がどういう状況になってるか中の人もしりませんでしたので、まさか神社の境内に転がっている細長いものis接骨木だと知った時はめっちゃ笑いましたwww

後からアルノー君の素性をちょっと聞いて命があったことに感謝しましたw

目が覚めた時は簀巻きになった理由をおぼえていない接骨木、人に触らないマンの草衣さんと物理干渉できないマンの祖父江さんとシロちゃんしかその場にいなかったので簀巻き状態のまま色々と真面目な話し合いしてたのかと絵面を想像したらさらに面白いw

人の家のましてや宗教関係の家のお札はがしちゃいかんだろうと居住エリアのお札をはがさなかったから草衣さんは家に入れないし、祖父江さんとシロちゃんはMPを消費させてごめんなって思ってたけど、かなり後半までお札をはがさないでいたのは結果いい方向に転がったので良かったのかな?

合流して情報交換を済ませると首狩り事件や星の智慧派に関する事もたくさんあって、意味が解らなかった部分がだいぶ繋がってきました。

とはいえ、それらと今の波能市への対処に直結することはえびす神社の地下しかなかったので一旦置いておいて……。

呪文の数々を覚えお札を揃えたところで何を使うか、何に使うか、かなりPL会議をさせていただきました。

接骨木としてはつみれさんの能善君に接触したいという希望は実行するのもやぶさかではない、でも能善君のはっきりした居場所がわからないとそれ自体が出来ない。

ここで長すぎる相談タイムに草衣さんとリビ様が波能を離れると言いだして、結果今すぐえびす神社を出てすぐの場所で悪しきものの退散を行う事になりました。

このときのリビ様の波能市がどうなろうとどうでもいいという旨の発言は、今まで一緒に行動してきた彼の言葉とは思えなくてぞくりとしました。

天を止めることができなかったから鳳セイジさんが死んだ。それをその時点の接骨木は(多分)知らなかったし、その事件に関するリビ様の気持ちを察することはできません。

リビ様に天と会ったらどうするつもりかと尋ねられても、無難で妥当な「天の本意を聞いてからでないと何とも言えない」としか言えません。

この時の接骨木のすべきことは目の前の事案を処理して天を探すこと、首狩り事件の真相を探ることでした。

その手段方法についてはつみれさんの希望に沿う形にはしたかったけど、目指すべき場所が不明な事ではっきりと肯定してあげられていなかった用に思います。

思い返せば、想いや心を大切にするつみれさんと、可能性や情報、現実性を重視する接骨木の違いはこの辺から出て来ていたのかもしれません。

膿の母を退散させて、まさかの悲鳴で接骨木の接骨木がハローヒーローというシリアスになり切れなかったオチはもう……あんな不定持ってごめんな、としか(´・ω・`)

つみれさんはリビ様と袂を分かち、ここから別行動となりました。

リビ様至上主義のつみれさんには辛い出来事。

起きてしまった事を取り返すことはできない。ここからのつみれさんには花ちゃんを守るという芯を持ってどうにか乗り切ってほしいと願っていました。

カロリーメイトのパッケージを開ける事も知らず、袋ごと口に運ぶような花ちゃんを守っていけるのはつみれさんだよ、だから君もここで折れるわけにはいかないんだよ、という気持ちで「飯を食え」と言いました。

一番最後に思ったこと。

ポニテ、youは何しにここに?

 

≪第4話≫ 

膿の母の影響やら背中の傷やらで病院に行ったのでつみれさんのお宅に泊まらせてもらう事になった接骨木。

翌朝つみれさん的においしくできた朝食をボイコットしたり花ちゃんとチョコワを食べさせあいしたり……つみれさんの気持ちは一夜でどうこうなるものではないでしょうけれど、この時間は接骨木にとって幸せなものでした。

ほんの一瞬の家族ごっこのような、家庭を持つ幸福というものを垣間見させてもらいました。

墨沢院長が首刈りの被害者になったこと、院長からの封書を預かっているという連絡で自分が目的としている事の本題にまだ手をつけられていないという現実に戻りました。

 

≪第5話≫ 

 

≪第5話の後≫